経産省がクロックスに注意喚起
米国クロックス社製樹脂製サンダルのエスカレータ事故を受けて、経済産業省はクロックスに対し製品の構造・材質の改善と注意喚起を要請しました。
また同様の製品を製造・輸入している6社にも改善を要請する見込み。
ウォルディーズサンダルは対象となっていませんが、発砲樹脂製の「滑りにくく」「軟らかい」「伸びやすい」性質は同じため、当店でウォルディーズサンダルをお買い求めいただいたお客様も十分ご注意下さい。
今後は当店のウォルディーズにも注意喚起を呼びかけるタグ添付を徹底する等、事故防止に努めますのでどうぞよろしくお願いいたします。
---参考---
サンダルのエスカレーター巻き込まれ事故に関する
調査結果報告書(製品安全テスト)の概要
http://www.nite.go.jp/jiko/monitor/h19pdf/sandaru_gaiyo.pdf
上記はちょっと長い報告書なので、結論部分を抜き出しておきます。
8.1 結論
(1)事故報告件数や再現試験の結果から、樹脂製サンダルは、各銘柄とも、巻き込ま
れやすい傾向にある製品であると言える。このことから、その材質の共通特徴であ
る「滑りにくい」、「軟らかい」及び「伸びやすい」の3つの性質を併せ持っている
ことが巻き込まれの要因の一つとなっていると推定される。
(2)他の要因としては、履き物の形状、履き物のサイズ、スカートガード(又は踏段
ライザー)への履き物の押しつけ程度、エスカレーターのコンディション(スカー
トガード部に潤滑剤が塗布状況等)等種々の要因が相互に影響し合って事故が発生
しているものと考えられる。
(3)しかし、こうした巻き込まれ事故は、エスカレーターの正しい乗り方を理解し守
っていれば、防げることは言うまでもない。
(4)また、今回の事故は、子供において多く発生していることが、特徴的である。
これは、サンダルのサイズが小さいと素材が薄くなり、より伸びやすくなること
なども考えられるが、子供には正しい乗り方や危険性を認識できていないことも影
響していると推定される。
(5)シリコンを塗ると摩擦が低下することから、スカートガードにシリコンを塗布す
ると、巻き込まれのリスク低減に効果的であると考えられる。
8.2 NITEからの提案・要望
(1)サンダルの製造・輸入事業者に向けて
〓樹脂製サンダルにつては、製品のタグやパッケージなどで、子供が見てもわかり
やすい方法で注意喚起を徹底して行うことを要望します。
〓事故が多発した樹脂製サンダルについては、万一、エスカレーターで正しい乗り
方がなされなかった場合に備えて、今後、巻き込まれのリスクの低減のため、動
摩擦係数を低下させる、硬さを強化する、伸びにくくする等の材質の改良・変更
を図る、甲部分が直接エスカレーターに接触しにくいようにする等、形状・構造
の改善を図る等の商品設計の工夫を要望します。
(2)エスカレーターの保守事業者、エスカレーター設置者に向けて
〓事故防止の1つとして、エスカレーターのスカートガードの動摩擦係数を低下さ
せることが有効と考えられます。このため、エスカレーターの日常の保守において、
スカートガードにシリコンオイル等の潤滑剤を塗布することを要望します。
〓黄色い線の内側に立つ等正しい乗り方について、注意表示ステッカーの貼付・設
置、注意放送等を、今後とも徹底することを要望します。
(3)消費者に向けて
〓エスカレーターに乗る時は、エスカレーターに貼られている注意表示や、エスカ
レーター乗降時にアナウンスされている注意放送に従い、正しい乗り降りをして下
さい。
特に、「黄色い線」を踏まず、「黄色い線」の枠内に立つように注意下さい。
〓子供で事故が多く発生していることから、保護者の方は、子供がエスカレーター
を使用する際は、危険な乗り方、遊び乗りなどをしないよう、エスカレーターの正
しい乗り方を教えるとともに、子供の安全な乗り降りに注意してください。
〓樹脂製サンダルを履いてエスカレーターに乗る時には、特に上記〓〓の注意して
頂くともに、当該サンダル以外であっても、ゴム製の履き物、ビニル製の履き物、
靴紐、裾丈が長い衣服などでも、巻き込まれる可能性がありますので注意して下さ
い。